泣いてもがいて笑って泣いてな日常

アラフィフになってもくだらないことで悩みます

残酷な決定

小学校区の夏のお祭りが毎年行われていたが、御多分に洩れずここ2年は中止となっていた。

ところが今年は開催!との案内が回覧板で回ってきた。

私はそのお祭りの実行委員とかではないので詳しくはないが、1ヶ月ほど前、別の役の仕事で出向いた会で、その夏祭りの話題が出て、開催に直接関わる会の会長さんが

「子どもたちの楽しみ」「地域のつながり」をあげ、今年は何がなんでも開催する、自分達が責任を持って。と高らかにおっしゃっていた。

 

会場は小学校の校庭、学校行事ではないので使用許可が当然必要。当初、校長は貸すことを渋っていたと聞いていた。だが、蓋を開けてみれば開催の案内がきたわけで、校長は押し切られたのか?と思ったりもした。なにせ、開催側の鼻息は凄かったから。ちなみに学校からも終業式に案内が出た。「夏祭りがあるようだけれど(他人事?)くれぐれも感染予防を徹底して!」だった。

 

早速子供たちはざわついた。親側は本当にやって大丈夫か?という声も聞こえてきたが、お祭り好きな子にとっては大ニュース。夏休みのプール登校もない、家族でのお出かけもなんとなく遠慮がち、と言った今だからこそ。

 

長女はほっておいて、次女はやっぱりウキウキだった。当初は会場に行って誰かお友達がいたら一緒に回る!と言っていたのだが、先日ついに一緒に回ろうという声がけをしてOKをもらって、ワクワクルンルンだった。

 

だが、今日になり、来たのは「中止」の案内。次女には親の予想を遥かに超えたショックがあったようで、しばらく泣いていた。

 

感染者数が相当数になり、開催側が断念したのか、校長が貸さないと決めたのかは不明だが、ものすごーく後味の悪い状態になった。

 

今こんなことはどこでもありうることだとはわかっているけれど、お友達が好きだけど、誘う術がない(近所でもない、携帯を持っているわけでもない、習い事が一緒でもない)次女にとって、数少ないチャンスで声がけをして、ということだったので、他にチャンスがあるよ!と言いづらく、胸が痛い。